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美味しいレストラン&ホテル遊びにヒトは何を見るのか!? 「TOKYOお食べヂゴク」

otabehell.exblog.jp
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2005年 09月 27日

飲まなくても酔っぱらい@コンラッド東京

ロイヤルパーク汐留タワーでフレンチを食したあと、道を挟んだコンラッド東京へ。
あの、コンラッド東京ですよ、コンラッド東京。
ヒルトン姉妹で有名なヒルトングループ(←説明が本来逆だと思う・笑)の最高級ブランドホテルだそうですよ。

1Fのエントランス、自動ドアが開くと、すぐにフロントがやってくる。
「いらっしゃいませ。お泊まりですか?」
「なんかお茶とかしたいんですけど」(←極めて平静を装ってるつもり)
「でしたら28Fにバーがございます。どうぞ」

エレベーター自体がこれ凄い。オレンジかかったチョコレートブラウンのウェンゲ材(たぶん)の無垢板が
モノリスのように貼られてて、その間から間接照明でゴンドラ全体がぼぅっと照らされている。
クロムめっきだか真鍮だかのビカビカに磨き上げられたエレベーター内の手すり、
ナニゲに掴んだ、その感触にドキッとする。
そこに巻かれた革が”本物の”革だったのだ。

クルマだって革シートといってるけれど、全部革に見えて本革は背もたれとかごく一部とか。
他は人工皮革で、ジャガーだってベンツだってそうらしい。
本当にぜーんぶが革のクルマってロールスとベントレーとフェラーリとアストンマーティンくらいな
ものだそうだ(←コレ、クルマ雑誌の受け売り)

コンラッドの手すりはmが触ったところ、たぶん本革。手入れどうするんだよ……。

そんなとんでもないエレベーターのトビラがすっと開く。
目の前に見えたのは、真っすぐに伸びた黒大理石の通路。その両側に振り分けで寿司てんぷらの店やら
フレンチの店やらが並んでいる。照明は足もとからのアップライトのみ。うわー。
すでに雰囲気ヤバすぎ。

右手手前がコンラッド東京のバー&ラウンジ「トゥエンティエイト」である。



「トゥエンティエイト」に入り席につく。Aとm、言葉を失っちゃいました。
m「……………………」
A「……………………」
見たところ高さ8〜9mの壁が全部窓。右手にななめに絶妙な構図でレインボーブリッジ。
手前から空と海の間までずーっと汐留〜お台場のビルの明かりがキラキラ輝く。
高さがあるせいか無粋なデカい企業広告のネオンも目立たない。
出来すぎなくらいの、絵画みたいな夜景がそこに広がってた。
こんな夜景と雰囲気のバー、見たことない。
m「……………………」
A「……………………」
言葉を失う。
m「こ、これは…………」
Aとm「酔うねぇ……」
まだ注文すらしていないのに(笑)

窓ぎわの席は丸テーブルにソファがハの字で二人分。
その次は一段高くなってて背もたれつきのずーっと繋がりのソファに正方形のテーブル等間隔。
さらに一段高くなって次がAとmが座ったカウンターと椅子、その背後にバーテンダーのスペース。
よ〜するに全ての席がその夜景の窓に向っていて、全員くまなく夜景が見えるようにひな壇のようになっているワケですな。
天井は2階〜3階分(8〜10m)はある吹き抜けだ。でも、天井を見上げなくてもここは天井が高いっていうことが入った瞬間にわかる。
視覚でなくて、知識でもなくて、実感として、天井が高い。そのことが一発で分かる。
なぜなら、気持ちいいから。ヒトの感覚って凄いよな……。
「才能を伸ばすには家の天井は高いほうがいい」なんて昔、住宅のキャッチフレーズがあったけど、
確かに高い天井って、なにか、ヒトの感覚や感情を拡張してくれるのかも。
少なくともこの「トゥエンティエイト」の天井が3mぽっちだったら、内装が全く同じだったとしても、このリッチな空気感にはならなかったろう。

そんな高い天井に向ってすーっとクロムめっきのポールや高い酒びんがディスプレイされていて左手奥にはガラス越しに炎がゆらめいている。
色はやっぱりオレンジがかったチョコレートブラウンと黒。
それと黄色い間接照明とクロムめっきがものすごいリッチでシックな風景を作っていた。

ああ、TOKYOお食べヂゴクとして、何を飲み食いしたか、何が美味しかったか、どう感じたかってほとんど関係ないな、今回。

Aはインナービジョンというウォッカベースにグレープフルーツとバニラフレーバーのロングカクテル、
mはトニックウォーター(←あいかわらずのひ弱ぶり)でした。
味……トニックウォーターはトニックウォーターの味ですよ(笑)

つうか、Aもmも、すでにこの夜景と雰囲気で酔っ払いですから(笑)

こういうところで、石田純一ばりに部屋のキーとかを、ポンとカウンターに出しちゃったりして、
口説くんだろうか、マジで。世のちょいモテオヤジは……。という話に
「そーゆーヒト、ホントにいるのかねー?」とA、おおいにウケる。
「つうかさぁ、それでフラれた日には1泊5万円ナリ(ってかそれ以上)が、トぶワケでしょ?リスク大きすぎるっしょ〜」とm。
我ながら考えが小市民。
「ふつーサムいでしょ(爆)それ以前に」とA。そりゃそーですな。
ホント、そういう状況で、お互いちょっといいなぁと思っていてなんとなく確信はあるんだけど確証は無い、
そんな微妙な距離感の男女が来たとして、どうやってココに泊まれることをカミングアウトし、キメるのだろうか……?
非常にタイミングとか、難しいと思うんですが。ってかサムい可能性大、なのですが。
マジで経験者のコメント聞きたい(笑)

コンラッド東京に泊まらなくても(泊まれなくても)、バーだけで使うって手はマジでありだと思いました。
バーのことはからっきし知らない(つうか飲めないしぃ)mですが、バー単独の店でここより凄いとこってあるんでしょうか。
いや〜マジで参った、コンラッド東京。鳴り物入りはダテじゃない。

まちがいなく、ココなら落せます(もしくは落されます)。
男女どちらからのアプローチでもお構いなし。
皆さんご注意を(笑)

by forracingonly | 2005-09-27 02:21 | ホテル


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